2017/07/13

amazon.com から買う時の注意

マイニングに使うケーブルやGPUをamazon.comから輸入するとちょっと安くなることがある…けど注意しないといけない点もあるのでまとめてみました。


一度にまとめて買うとアカウントロックされるかも?


まとまった金額の買い物をすると、場合によってはアカウントがロックされて必要書類をFAXするまで解除されなくなります。日本からの海外FAXはコンビニならミニストップがおすすめ。高解像度モードと画質調整モードがあります。ローソンから送信したら字が潰れて読めないと言われました。

こうならないように、商品は少しづつ買うとよさそう。


返品が面倒くさい


初期不良やら何やらで日本から送り返そうとすると、ものによっては送料が1万円以上かかることも。返品手続きは全部英語だし。マケプレは返品ポリシーがアマゾンよりかなり厳しいので注意。特に日本のマケプレ店舗は原則的に返品を認めないので、なるべく関わらないほうが良いです。


日本に発送できない商品がある


だからといってpaypalなんかの配送代行サービスを頼むとアマゾンより高い送料がかかって関税まで支払うことになるのでNG。日本国内の配送代行業者は関税の徴収に慣れておらず、4重徴収してる事もあった。2000円の関税なら8000円請求されます。すげーな!


プライムビデオを再生できない


アメリカのアマゾンのプライム会員になってもプライムビデオは再生できません。たぶん法律の関係なんだろうけどがっかりだった。アカウントの国情報を変えればいけるんですかね?

minergateを使ってZcashをマイニングする方法

この例で使ったもの


  • windows7 64bitなど
  • geforce系のcuda対応ビデオカード

手順


minergateのアカウントを作る

minergateにログインする

nheqminerをダウンロードする

nheqminerをOSがインストールされているドライブへ保存する

コマンドプロンプトを起動する

cdコマンドでnheqminerフォルダへ移動する

以下のコマンドを実行する
nheqminer -l zec.pool.minergate.com:3357 -u マイナーゲートに登録したメールアドレス -cd 0

"-cd"以降は"0,1,2"や"1,4"などの記述で使用するビデオカードを指定できる。

minergateのウェブサイトに接続し、ダッシュボードを表示する

ダッシュボード下部のZcashアイコンを開く

数分すると採掘状況が表示される


※minergateは不具合が多く、ハッシュ低下現象も起きるためお勧めしません。

※nheqminerのバージョンによってはエラーが発生するため、最新バージョンに適応するコマンドを記述する。

※minergateのウェブサイトで紹介されているcuda用コマンドはエラーになるバージョンがあります。

※あくまでマイニングできるだけで儲かる話ではないです。どうしてもマイニングしたい場合でもプールマイニングは効率が悪すぎるのでお薦めしません。電気代が無料でソロマイニングできるのでもなければ、やらない方がいいです。

2017/07/11

GPUマイニングの注意点

レートが上がったアルトコインが注目され、そのマイニングに使えるGPUが注目されているんだけど、ちょっといいGPUを回していれば利益が出るからオッケー!なんて簡単な話じゃなさそうなんで問題点をまとめてみました。

英語で検索するなら
GPU mining
CUDA mining
PSU mining
あたりで検索すると情報があります。

有名な問題としては部屋が熱くなり生活に支障が出る、火災の危険がある、騒音が大きい、マイニングリグを制作する機材の不良品率が高い、などありますが、それらは他の情報源でも喧伝されているため、ここではもっと根本的な問題を紹介します。


ウソ情報が多い(重要情報の隠蔽を含む)


仮想通貨に関する情報の99.99999999999999%は嘘です。
それはマイニングにも当てはまります。

マイニングはPOW型仮想通貨の維持に必要ですが、電気料金やハードウェアのコスト、それらを管理する人件費がかかります。いわば仮想通貨業界の貧乏クジです。これを自分以外の誰かにやらせる、あるいはコストを負担させるには…。マイニングを普及させるためには、マイニングに不利な情報は広めないでしょう。

マイニングに関するウェブ上の情報はすべてウソと考えるくらいの慎重さは必要です。
マイニングから生じる損失・利益は自分自身で検証しなければなりません。


電気代0円以下のライバルがいる


マイニングウィルスや学生寮でマイニングする大学生などの電気代を自分で払わないマイナーがこれから増えていくでしょう。税金対策で経費を計上するために赤字前提でマイニングする事業者もいます。買取拒否された余剰電力でマイニングする新電力会社も現れました。

coinhive(2019年3月8日終了予定)はウェブサイトにJAVAスクリプトを埋め込み、サイト閲覧者にマイニングを実行させることができます。このサービス自体は違法ではなくユニセフはこれを通じて寄付を受け付けるようです。寄付のためにマイングを行う人達は電気代の多少の赤字は気にしないでしょう。

ロシア、イランなどの産油国は余剰原油で国営機関がマイニングを行っています。将来的に原油を輸出するよりビットコイン採掘に転用したほうが儲かるようになれば原油価格が上がるかもしれません。これらの国は米国から経済制裁されていることが多く、原油輸出を妨害された場合の対抗手段になっているようです。

以上の事情から電気料金0円はマイニングの最低ラインとなります。

電気代0円でもブレークイーブンまで1年以上かかるのが普通です。難易度の上昇が大きければ赤字のまま終わることもありえます。それに1年あれば次世代のASICが開発されます(リリースされるとは言っていない)


非公開ASIC(FPGA)の存在


現在のマイニング競争は優れたASICをどれだけ短期間で開発できるかにかかっています。他の開発者に先んじてASICやFPGAのマイニング装置を開発できれば桁違いの利益を得られます。

※大量に掘ったコインを買い取ってもらえるだけの取引量は必要です。

当然ですが最新ASICを独占使用できるチャンスをASICメーカーは他人に譲ったりしません。自分たちが十分に利益を上げ、さらに次の製品を開発するまで公開販売しないでしょう。市場に流通している最新製品は1世代古い製品だと考えるべきです。

ASICよりも低コストで開発できるFPGAから制作されたマイニング機器もあるかもしれません。こちらはより小規模なグループが制作できるため、なおさら実態の把握は困難です。

どちらにしろ一般マイナーはわずかな儲けしか得られません。小規模なコインを先んじてマイニングすれば価格チャート的は大きな利益に見えますが、実際には取引量が少なかったり、相場の高値で売り抜けられなかったりと、それほどの利益にならない可能性も考慮するべきです。


統計データが間違っていることがある


nicehashやbitcoin wisdomの統計データも信用できません…。

nicehashのウェブサイトで手持ちのGPUやCPUが黒字になるか確認する場合、各アルゴリズムの報酬予測の元になる消費電力がそもそも間違っていることがあります。

nicehashのウェブサイトにあるハードウェアごとの収支表はビデオカードの消費電力を最大値として計算しているため、省電力アルゴリズムでは黒字のハードウェアを赤字判定することもあります。その逆もあるかもしれません。

あとbitcoin wisdomの難易度予測グラフで「次回は難易度下がるで」→「やっぱり上がるわ」とかその逆がたまにあるんで信じてASIC買うと爆死しそうです。

https://bitcoinwisdom.com/bitcoin/difficulty


発見したブロックが確定しないことがある


ソロマイニングでブロックを発見しても孤立ブロックとして破棄されることがあります。もちろん利益になりません。ブロックタイムが短いコインほど孤立ブロックが多いようです。他にも遅い回線を使っていたり、他マイナー達のコンピューターから物理的な距離が離れている場合も孤立ブロックになりやすいようです(日本在住の自分以外のマイナーの大半がEU在住の場合など)。